ローソク足が窓を開けた時、窓が埋まるのを待つトレード方法は有効なのか
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株式売買テクニック
ローソク足が窓を開けた時、窓を埋めるのを待ってから株式トレードを仕掛けるのが、セオリーと考えられています。
しかし、ローソク足が窓を開けた時、必ず窓を埋めたり、窓を埋めたあと株価が必ず反転するとは言い切れません。
なぜならば、ローソク足が窓をあけた状態というのは、売りと買いのバランスが大きく崩れた状態を示すだけで、その後の株価の変化とは何の関係もないからです。
ただし、株式トレードをする人に心理によって株価が変化する以上、窓を開けた時のセオリーを覚えておいて損はありません。
つまり、窓をあけた時や窓を埋めた時のセオリーを踏まえつつ、セオリー通りに株価が動いた時にはどうするのか、セオリー通りに株価が動かなかった時にはどうするのかを、あらかじめ考えておくことが重要だということです。
株式トレードは、良くも悪くもだまし合いです。
そして、だます側になるのかだまされる側になるのかは、あなた次第です。
今回は、ローソク足の窓開けや窓埋めについて考えてみたいと思います。
窓開けや窓埋めを特別なサインと考える必要はない
ローソク足の窓開けや窓埋めは、ブレイクアウトと同じです。
つまり、トレンドの転換点として注目する必要はありますが、トレードは窓開けや窓埋めだからといって特別扱いする必要はないということです。
トレードが継続することが前提のFXと異なり、株式トレードはトレードできない時間帯が存在する以上、トレードできない時間帯に大きな情勢の変化があった場合には、窓開けや窓埋めすることはある意味当然の株価の動きです。
にもかかわらず、窓を開けた時に特別なトレード方法を適用することは、少し過剰反応ではないでしょうか。
窓開けしようが、窓埋めしようが、株式トレードのルールはシンプルなのが一番です。
私の場合で言えば、仕掛けるポイント、利益確定のポイント、損切りのポイントを設定し、仕掛ける価値があると判断すれば仕掛ける、ただそれだけです。
複雑なテクニックは、一見有効な手段に思えますが、複雑だからといって、上手に株式トレードができるとは限りません。
ローソク足の窓開けや窓埋めは「何か変化があるかも・・・」程度で十分だと、私は思います。
無理して窓開けする銘柄を選ばなくてもいい
とはいえ、ローソク足の窓開けが頻繁に起こる銘柄には注意が必要です。
なぜならば、ローソク足の窓開けや窓埋めが頻繁に起こるということは、その銘柄の流動性が低い可能性があるからです。
流動性が低い銘柄は流動性が高い銘柄と比較し、株式トレードが制限されます。
なぜならば、流動性が低いということは、希望する価格で株式トレードの売買をするチャンスが少ないということだからです。
また、ローソク足の窓開けが発生する銘柄は値動きが大きいと考える方がいるかもしれませんが、値動きが大きいことと、窓を開けることとは違います。
ならならば、値動きが大きいとは、ある一定の値幅の中で株価が変化することであり、窓を開けることは、ある一定の値幅の中で株式トレードすることができない空白の価格帯が存在するということだからです。
どれだけ、大きな値動きが期待できるとしても、空白の価格帯が大きければ、チャンスの空白もそれだけ大きくなります。
また、空白の価格帯でなくても、流動性が低ければ株式トレードのチャンスは少なくなります。
チャンスの少ない窓開けが頻繁に起こる銘柄は、株式トレードには向いていないと、私は思います。
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