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どれだけ株式トレードのテクニックを磨いても、負けトレードになるシンプルな理由

公開日: : 投資メンタル

株式トレードのテクニック

チャネルブレイクアウトやグランビルの法則、モメンタムを使ったトレードなど、株式トレードにおいて、有効とされるテクニックにはいろいろな手法があります。

しかし、どれだけトレード手法に詳しくなったとしても、トレードで負け続ける人が勝てるようになるわけではありません。

なぜならば、株式トレードにおいて、トレード手法に詳しいことよりも重要なことがあるからです。

では、トレード手法よりも重要なこととは、いったいどんなことでしょう。

今回は、株式トレードのテクニックを磨いても、負けトレードになる理由について考えてみたいと思います。

トレード技術は、しょせん道具でしかない

株式トレードのテクニックは、車の修理で使うトライバーやスパナなどの工具類と同じです。

つまり、どれだけ優れた道具でも、使う場所を間違えていたら、何の役にもたたないということです。

たとえば、あなたがタイヤの交換をしたいと考え、高価で使いやすいと評判のスパナを用意したとしましょう。

しかし、スパナとタイヤのナットのサイズが合っていなければ、高価で使いやすいと評判の道具でも、タイヤを交換することは難しいでしょう。

このような間違いはタイヤ交換の場合にはすぐに気づくことができますが、株式トレードの場合には、高価で使いやすい評判の道具だということばかりに執着し、使い続けてしまいがちです。

つまり、どの場所にどの道具を使ったいいのかを判断するのではなく、いい道具さえ使えば結果を出すことができると勘違いしてしまっているということです。

馬鹿とはさみは使いよう

また、仮に判断していたとしても、その判断が正しいとは限りません。

たとえば上昇トレンドなのか下降トレンドなのか判断する材料はいろいろありますが、同じチャートでも、抵抗線や支持線の引き方を変えれば、上昇トレンドが下降トレンドに見えてくることは珍しいことではありません。

つまり、どの場所でどの道具を使うのか選ぶ目が優れていなければ、どれだけ優れたテクニックや理論だとしても役に立たないのは当然なのです。

どのシーンで、どのテクニックを使うのか選ぶのは、あなた次第です。

チャンスが目の前に転がっていても、あなたがそのチャンスを見極める眼を持っていなければ、チャンスがピンチになる可能性もあると私は思います。

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