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指値注文と成り行き注文、どちらが賢い注文方法なのか

公開日: : 株式売買テクニック

指値注文と成り行き注文、どちらが賢い注文方法なのか

指値注文と成り行き注文を比較することは、あまり意味がありません。

なぜならば、それぞれメリットでデメリットが異なり、どちらを使うのかを考えるよりも、それぞれの注文方法をどのように使うのかが重要だからです。

指値注文と成り行き注文の違いは、あなたが使う道具が違うということです。

つまり、あなたの株式トレード方法にとって、どの道具が適切なのかをあなたが判断し、道具を使い分けるのが賢い使い方だということです。

あなたは、指値注文と成り行き注文の違いを理解し、道具として使い分けることを考えてみたことはありますか。

今回は、指値注文と成り行き注文の使い分け方について考えてみたいと思います。

指値注文とは

指値注文とは

指値注文とは、値段を指定して株式トレードを行う方法です。

買いの指値注文

「買い」を仕掛けた場合には、株価が指定した値段以上の場合には約定することはありません。

たとえば、100円で買い注文を仕掛けた場合、株価が101円以上の場合、売買は成立しません。

また、株価が100円以下の場合には売買が成立しますが、株価が98円だった場合、指値が100円にもかかわらず98円で売買が成立し、指定した値段よりも安い値段で株を買うことができます。

売りの指値注文

逆に、「売り」を仕掛けた場合には、株価が指定した値段以下の場合には約定することはありません。

たとえば、100円で売り注文を仕掛けた場合、株価が99円以下の場合、売買は成立しません。

また、株価が100円以上の場合には売買が成立しますが、株価が102円だった場合、指値が100円にもかかわらず102円で売買が成立し、
指定した値段よりも高い価格で株を売ることができます。

成り行き注文とは

成り行き注文とは

成り行き注文とは、値段を指定しないで株式トレードを行う方法です。

指値注文と異なり、値段を指定しないためその時点の価格で即時に売買を成立させることができますが、その反面、いくらで売買が成立するのかについては、相場の値動きにゆだねなければなりません。

買いの成り行き注文

成行で買い注文を仕掛けた場合、その瞬間における最も価格の安い売り注文の値段で売買が成立します。

たとえば、成り行き注文で買いを仕掛けた時点の売り注文が101円であれば、101円にて売買が成立することになります。

売りの成り行き注文

逆に、「売り」を仕掛けた場合には、その瞬間における最も価格の高い買い注文の値段で、売買が成立します。

たとえば、成り行き注文で売りを仕掛けた時点の買い注文が99円の場合、99円にて売買が成立します。

私が株式トレードの仕掛けで成り行き注文をしない理由

私が株式トレードの仕掛けで成り行き注文をしない理由

私は基本的に株式トレードの仕掛けでは成り行きで注文は行いません。

なぜならば、成り行き注文は、約定価格がいくらになるのか分からないからです。

約定価格が分からないということは、株式トレードによって得られる利益と、損切りによって発生する損失を、あらかじめ想定することができないということです。

利益と損失をあらかじめ想定できないということは、株式トレードを仕掛けるべきなのか、見送るべきなのかの判断ができないということです。

株式トレードで安定した結果を残すためには、リスクの大きさに対し、どれくらいのリターンが見込めるのかを見極めることが重要です。

なぜならば、リスクとリターンのバランスを見極めることができなければ、損失を前提とした株式トレードを続ける可能性があるからです。

リスクリワードレシオがトレードルールにそぐわないと判断した銘柄は、どれだけ魅力的なチャートの形だとしても、株式トレードを見送るべきです。

たとえば、勝率が50パーセントのトレードルールがあったとした場合、リスクに対するリターンの大きさが2倍以上なければ、株式トレードは見送った方がよいでしょう。

同様に、勝率が20パーセントのトレードルールがあった場合には、リスクに対するリターンの大きさは5倍以上必要だと考えることができます。

そして、これらのリスクに対するリターンの大きさを見極めるためには、仕掛けの価格、利益確定の価格、損切りの価格の3つを、あらかじめ決めておく必要があります。

つまり、約定価格が分からない成り行き注文では、仕掛けの価格が不安定になるため、トレードルールにそぐわない株式トレードになる可能性があるということです。

株式トレードの仕掛けのチャンスは1度だけではありません。

また、株式トレードを仕掛けることができる銘柄もひとつだけではありません。

リスクに対するリターンの大きさを見極めることが出来ない成り行き注文で株式トレードを仕掛けるよりも、指値注文で仕掛けることができる銘柄のトレードチャンスを待つ方が賢い注文方法だと、私は思います。

私が株式トレードの損切りで指値注文をしない理由

私が株式トレードの損切りで指値注文をしない理由

仕掛けの場合とは反対に、株式トレードに損切りにおいて、私は指値注文は行いません。

なぜならば、損切りしなければならない株価の変化ということは、想定外の株価の変化だからです。

想定外の変化ということは、その銘柄を持って保持している理由はありません。

銘柄を保持している理由が見当たらないということは、一刻でも早く手放すべきだということです。

大きな株価の変化により、大きな損失を抱えた状態になると、ここで損切りするよりも、このまま株を持ち続けて株価が戻るのを待っていた方がいいのでは、と考えてしまいがちです。

しかし、株価が戻る明確な根拠がなければ、どれだけ大きな損失だとしても、一刻でも早く手放すべきだと私は思います。

確かに、株価の変化には、買われ過ぎ、売られ過ぎと呼ばれる過剰な価格の変化が起こる場合があります。

しかし、買われ過ぎ、売られ過ぎというのは、後になって株式チャートを確認して初めて分かることであって、その時点では、買われ過ぎや売られ過ぎを正確に判断することはできません。

また、買われ過ぎや売られ過ぎの状態というのは、ある一定期間を相対的に評価した結果であって、売りと買いのバランスがとられてさえいれば、どんなに大きな価格の変化があったとしても、その瞬間の株価というのは、いつでも適正価格です。

つまり、損切りするかしないかの判断ポイントは、どれだけ価格が変化したかではなく、株価の変化が想定内なのか想定外なのかということです。

成り行き注文であれば、すべての想定外の株価の変化に対応できます。

しかし、指値注文の場合には、特定の株価でしか損切りすることができません。

株価が想定外の変化をした時には、淡い期待は捨てていさぎよく損切りする勇気が必要だと、私は思います。

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