ボックス相場での賢いトレード戦術とは
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株式売買テクニック
ボックス相場でのトレード戦術は、大きく2つに分類することができます。
2つの戦術とは、ボックスの中でトレードするのか、ボックスの外でトレードするのかということです。
ただし、ボックスの中でトレードすることと、ボックスの外でトレードすることでは、前提条件が異なります。
ボックスの中でトレードすることは、トレンドが継続することを前提条件とし、ボックスの外でトレードすることは、トレンドが変化することを前提条件としているということです。
つまり、2つの戦術を理解しておけば、トレンドが継続しても、トレンドが変化しても、ボックス相場で株式トレードを仕掛けることが可能なのです。
あなたは、ボックス相場でどのように株式トレードを仕掛けるつもりですか。
今回は、ボックス相場でのトレード戦術について、考えてみたいと思います。
ボックス中での株式トレード
ボックス相場とは、ある一定の価格帯の中で株価が上がったり下がった変化を続ける相場のことで、レンジ相場とも呼ばれています。
ボックス相場の株式チャートで上値抵抗線と下値支持線を引いてみると、2つの線が株式チャートの横軸と水平になり、ローソク足を囲んだ形が四角になるのが特徴です。
ボックス相場でのトレード戦術は、ボックスの中でトレードする方法が基本的な考え方です。
つまり、下値支持線付近で買いを仕掛け、上値抵抗線付近で利益確定する方法です。
また、あなたのトレード戦略の中で、空売りが含まれていれば、上値抵抗線付近で空売りを仕掛け、下値支持線付近で利益確定するというトレード方法も行うことができます。
ただし、ボックスの中でトレードするには、条件があります。
その条件とは、上値抵抗線と下値支持線の値幅がトレードを仕掛けるだけの、価値があるということです。
値幅が広ければ広いほど、大きな利益を期待することができます。
逆に値幅が小さければ、想定できる利益よりも、想定する損失の方が大きくなる可能性があるかもしれません。
ボックスの中で株式トレードを行う前には、値幅と損切りポイントのチェックを行うことが重要だと、私は思います。
ボックスの外での株式トレード
上値抵抗線と下値支持線の値幅が小さい場合には、ボックスの外でトレードするのがおすすめです。
つまり、上値抵抗線または下値支持線のブレイクアウトを狙って、株式トレードを仕掛けるということです。
ただし、ボックスの外でトレードする方法は、ボックスの中でトレードする方法に比べ、一般的にはダマシのブレイクアウトが多く、成功率が低いと考えられています。
ならならば、ブレイクアウトするということはトレンドが変化するということであり、トレンドが変化するためには、大きなエネルギーが必要だと考えられているからです。
このため、ボックス相場においてボックスの外でトレードする場合には、ブレイクアウト直後ではなく、新しいトレンドが始まったことを確認した後に、押し目買いや戻り売りをすることで、ダマシの少ない株式トレードを行うことができます。
ただし、「押し目買いに押し目なし」という株式トレードの格言があるように、トレンドの勢いが強い場合には、押し目買いや戻り売りを仕掛けるチャンスが訪れることなく、チャンスを逃してしまう可能性があることも覚えておきましょう。
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