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私が日足チャートで株式トレードを行う3つの理由

公開日: : 株式初心者講座

日足チャートで株式トレード

株式チャートを基に株式トレードを行う場合、どの時間軸のチャートを使って株式トレードを行うのか、あらかじめ決めておかなければなりません。

株式チャートの時間軸が異なるからといって、トレード手法を大きく変える必要はありません。

なぜならば、どの時間軸のチャートでも、時間軸の概念を取り払えば、どれも同じ方法で株価の変化を表現しているからです。

つまり、株式トレードの仕掛け、利益確定、損切りにおいて、時間軸はさほど重要ではないということです。

ただし、同じような株式チャートでも、時間軸が異なることにより、注意しなければならないポイントがいくつかあります。

今回は、私はなぜ日足チャートを使って株式トレードを行っているのか、その理由についてご紹介します。

デイトレードは肉体労働

私の株式トレードの発注は株式市場が閉じている夜、もしくは早朝に行います。

なぜならば、私は専業で株式トレードを行っているわけではないからです。

昼間は、サラリーマンとして仕事を行っているため、仕事中は売買の注文を行うことができません。

つまり、現在の私の生活環境では、デイトレードなどの短期売買は向いていないのです。

また、デイトレードは肉体労働であり、気力、体力ともに充実した状態を保つことができなければ、望むような結果を得ることは難しいと私は考えています。

なぜならば、短時間における株価の変化に瞬時に反応し、仕掛け、利益確定、損切りなどを行う必要があるため、市場が開いている時間帯は一瞬たりとも目を離すわけにはいかないからです。

この先、専業で株式トレードを行うようになれば、また話は別かもしれませんが、一日中神経をすり減らしながら、株価を注視する生活をしたいと、私は思いません。

また、瞬発的な判断力や行動力を求められるデイトレードは、気力や体力が必然的に落ちていく将来を考えれば、長く続けられるトレード方法とは思えません。

私は株式トレードだけで生活したいとは思いません。

いくつかある収入源の柱のひとつになればいいと考えています。

まだまだお小遣い稼ぎ程度で副業の域を出ない株式トレードですが、収入源の柱のひとつになればいいという考え方なので、一生懸命には取り組んでいますが、特に焦りはありません。

デイトレードは専業で短期間に多くの収入を手に入れたい人に向いている方法ですが、長く続けることができる株式トレード方法ではないと、私は思います。

長期の株式トレードでは、保持期間が長く仕掛ける銘柄が限定される

日足チャートよりトレード期間の長い週足や月足チャートで株式トレードを行う場合を考えてみた場合、私にとっては、資金面の問題が浮かび上がってきます。

資金面の問題とは、トレード期間が長期になることにより、仕掛けられる銘柄が限られてくるということです。

私のような少額で株式トレードを行う場合、すべての銘柄がトレードの対象になるわけではありません。

信用取引を使ったとしても、購入対象となる銘柄は限られてきます。

また、保持している銘柄が多くなればなるほど、株を購入することができる現金は少なくなります。

つまり、トレード期間が長くなればなるほど、仕掛けに使える資金が少なくなり、株式トレードを仕掛けたくても、資金不足により仕掛けをあきらめなければならないケースがあるのです。

株式トレードを仕掛けたい時仕掛けるためには、株を長期間保持することを避け、株を購入する資金に余裕を持たせておくことが重要です。

週足や月足チャートで株式トレードを行う場合、日足チャートで株式トレードを行う場合と比較し、株を保持している期間が必然的に長くなります。

株を保持している期間が長いということは、株式トレードを仕掛ける資金が少ないということであり、資金が豊富な株式トレーダーを除き、仕掛けることができる銘柄の資金面での制約が大きくなるということです。

とはいうものの、私自身、資金に余裕ができたら、日足チャートでの株式トレードと週足チャートでの株式トレードをバランスよく組み合わせたいと思っています。

なぜならば、期間の異なる株式トレードを組み合わせることによって、複数の銘柄を持つことと同じように、株式トレードにおけるリスク分散になると考えているからです。

株式トレードにおけるリスク分散というと、複数の銘柄や業種の異なる銘柄を持つことが一般的ですが、時間軸の異なるチャートで株式トレードを行うこともリスク分散のひとつといえるでしょう。

大きな価格変動に、耐える自信がない

日足チャートよりトレード期間の長い週足や月足チャートで株式トレードを行う場合、大きな価格変動に耐えなければなりません。

なぜならば、トレード期間が長くなればなるほど、株価が変化する可能性は大きくなっていくからです。

日足チャートにおけるローソク足の幅は、1日における価格変動の大きさです。

週足チャートにおけるローソク足の幅は、5日間における価格変動の大きさです。

持合い相場などでは、例外があるかもしれませんが、トレンド相場では、週足チャートの株価変化は日足チャートの数倍にもなることは珍しいことではありません。

たとえば、ある銘柄の買いを仕掛けたとして、当日(今週)の価格が、前日(先週)の安値を割り込んだら損切りするというトレードルールを適用したとしましょう。

週足チャートの株価変化が日足チャートの数倍にもなることを考慮すれば、日足チャートの損切りのタイミングは週足チャートよりも早くなります。

損切りのポイントが早くなるということは、それだけ小さい損失でトレードを終了することができるということです。

もちろん、損切りのポイントが早くなるということは、週足チャートと比較し日足チャートは大きな利益を得るチャンスを逃していると考えることができますが、株式トレードにおいて重要なのは、どれだけうまく負けることができるかです。

現在の私の株式トレードでは、週足チャートでトレードした場合の損失額が、資金に与える影響が大き過ぎるため、あらかじめ損失を受け入れる覚悟が私にはありません。

つまり、現在の私が受け入れることができる損失額でトレードするこができるチャートは、日足チャートが精一杯だということです。

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