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株のおすすめ本を読んでも株式トレードがうまくならないシンプルな理由

公開日: : 株式初心者講座

本を読んでも、株式トレードがうまくならない

あなたは、株のおすすめ本やランキング本を読んで勉強すれば、上手にトレードできると思っていませんか。

残念ながら、どれだけ株のおすすめ本やランキング本を読んでも、上手にトレードすることはできません。

なぜならば、株のおすすめ本やランキング本に書かれていることは事実かもしれませんが、上手に株式トレードするためには、本に書かれていることだけでは足りないものがあるからです。

では、足りないものとはいったい何なのでしょう。

今回は、株の本を読んだだけでは上手にトレードできない理由について考えてみたいと思います。

株式トレードは、メンタルも重要

株式トレードは、メンタルも重要

株式トレードに、必ず勝てる方法はありません。

つまり、株式トレードで儲けるということは、たくさんの勝ちトレードと、たくさんの負けトレードを積み重ねていった結果、結果として利益を得ることができているということです。

どんな株式トレードの方法でも、損失が続く時期はあります。

自分のトレードルールに不安を感じ、自分の考え方や行動が間違っていると悩んでしまうこともあるでしょう。

また、逆に自分でも驚くほど上手に株式トレードができる時期も訪れます。

まるで、自分がチャートを描いているように、株価の変化を見事に予測できることに、自分のトレードルールに自信を深めることでしょう。

こんなことを言ってしまうと、元も子もないかもしれませんが、株式トレードで儲けるためには、運の要素もあります。

別の言い方をすれば、自分が値上がりすると判断し買った銘柄の値段がたまたま上がったから、儲けることができたということです。

株の本に書かれているテクニックや理論を過剰に正しいと考えている人は、株式トレードが上手くいかないことが続くと、テクニックや理論の中に過剰に答えを求めようとします。

しかし、株の値段は上がる可能性もあれば下がる可能性もあるのですから、完璧な答えなど株の本に書かれているテクニックや理論の中にあるはずがないのです。

株式トレードで損失を出している時、どれだけ冷静に判断できるか。

株式トレードが上手くできている時、どれだけおごらず自制することができるか。

株の本に書かれているテクニックや理論をどのように解釈し、どのように実践するのは、あなた自身。

つまり、どれだけ優れたテクニックや理論があったとしても、その土台となるあなたが実践する上で必要不可欠な感情をコントロールする方法を身につけなければ、よい結果を残すことはできないのです。

株の本に書かれているテクニックや理論は、損失に耐える辛さや、冷静さを取り戻す方法を教えてはくれません。

株の本に書かれているテクニックや理論は、調子にのっているあなたを戒める方法を教えてはくれません。

あなたをコントロールする方法は、あなたの人生経験を豊かにするしか方法はないと、私は思います。

あなたには、あなたの勝ちパターンがある

あなたには、あなたの勝ちパターンがある

株の本は、あなたのことをまったく知りません。

つまり、あなたがどんな人で、どんなことが得意で、どんなことが苦手なのかをまったく分からないまま、一方的に上手に株式トレードを行う方法を説明しているということです。

トレードの方法は人それぞれであり、勝ち方はひとつだけではありません。

つまり、本に書かれている考え方やテクニックは本を書いた人にとって最適な方法であって、あなたに最適とは限らないということです。

何もこれは、株式トレードに限ったことではありません。

たとえば、レストランをイメージしてみても、高級食材や特殊な食材で人気のお店、低価格メニューやお得なセットメニューが人気のお店、立地条件や個性的なサービスが人気のお店などなど、同じレストランでも、儲けの方法はいろいろあるのです。

株の本を読むときには、すべての情報があなたにとって有益であるという先入観を捨ててください。

なぜならば。どうやったら、うまくトレードできるかは人によって異なり、あなたには、あなたに合った方法があるからです。

最初に出会った株の本に、あなたに合ったトレード方法が書かれていれば、それは非常にラッキーなことですが、あなたがその事実に気がつくのは、もしかしたら他の株の本をたくさん読んだ後かもしれません。

また、株の本には株式トレードで勝つためのヒントはあるかもしれませんが、答えはありません。

なぜならば、あなたがどんな方法で株式トレードを行うのかは、あなたが決断することだからです。

評論家の綺麗事に耳を傾けるな

評論家の綺麗事に耳を傾けるな

株の本には、評論家が書いた本もあります。

ここでいう評論家とは、知識はあっても実践したことの無い方のことです。

メンタルを整えることを求められる株式トレードにおいては、知っているとやっているとは、まったく違います。

また、人から聞いた知恵や情報ではなく、失敗や挫折からしか得られないものもたくさんあります。

いろいろな方の書いた本を読むと、知っている人が書いた本とやっている人が書いた本では、伝わってくる温度が違うことに気づくことがあります。

つまり、評論家の書いた本は、論理的に感じるかもしれませんが、絵空事に過ぎないように感じてしまうのです。

すべての株式トレードが論理的であれば、株式トレードの評論家は、みなさん大富豪のはずです。

しかし、必ずしもそうとは言い切れないのが、知っているだけの評論家の限界なのでしょう。

本を読んで理解している人はたくさんいますが、実践している人はほんのわずかです。

評論家の書いた本の内容だけでは、上手に株式トレードをすることは難しいと、私は思います。

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