経験者しか知らない!賢い株式トレードの始め方
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最終更新日:2013/10/30
株式初心者講座
株式トレードは、簡単に始めることができます。
なぜならば、お金と取引に必要な口座さえあれば、株の売買は可能だからです。
しかし、お金と取引口座を用意し株式トレードを始めたとしても、あなたは、あっという間に資金を失う可能性が高いでしょう。
なぜならば、お金と取引口座だけを用意しただけの株式トレード初心者は、株式トレードを続けている人にとって、自分に利益をもたらしてくれる大事なお客様だからです。
では、これから株式トレード始めようとするあなたが、大切なお金を失うお客様にならないためには、どのような準備をすればいいのでしょう。
今回は、これから株式トレードを始めようとする人が、株式トレードを始める前に準備すべき内容について考えてみます。
株式用語や株式トレードのルールの重要性
これは、株式トレードに限ったことではありませんが、何か新しいことを始めようとすると時には、その世界で当然のこととして使われてる用語やルールをある程度覚える必要があります。
たとえば、ゴルフのルールをまったく知らなければ、ゴルフを楽しむことはできません。
また、ゴルフ用語をまったく知らなければ、どれだけ素晴らしいクラブを持っていたとしても、ゴルフ仲間と情報を交換したり会話を楽しむことは難しいでしょう。
つまり、知識や情報が何もないままでは、スタート地点にすら、立つことができないのです。
ある程度の資金があれば、株式トレードを始めることができるかもしれません。
しかし、それは、あくまでも株の売買ができる条件が整っただけの話であって、上手に株式トレードを行うために必要な環境が整ったわけではありません。
一度にすべての用語や取引のルールを覚える必要はありませんが、株式トレードに投資する前に、本を読んだり、セミナーに参加したり、お金と時間を株式トレードの知識を習得することに投資した方がよいでしょう。
株式トレードを始める前に、株式トレードの知識を習得することにお金と時間を使うことに、もしかしたらあなたは違和感を感じるかもしれません。
しかし、株式トレードの知識を習得することにお金と時間を使うことは、株式トレードの損失に比べればほんのわずかな投資であり、費用対効果の大きい投資方法なのです。
いまさらこんなことを言っても仕方ありませんが、株式トレードを始める前にもう少し株式トレードの知識を習得することにお金と時間を使っていればいくつかの大きな損失は防ぐことができたのではと、いまでも思い返すことがあります。
まあ、失敗したからこそ学べたこともあるので、株式トレードで損失することを全否定するつもりはありませんが、あなたは私と同じ失敗をする必要はありません。
株式トレードの知識を習得することへの投資は、これから株式トレードを始めるあなたを大きな損失から守ってくれます。
大きな損失を被ってから、株式トレードの勉強を始めても、失った損失は戻ってきません。
トレードルールの作り方
トレードルールは、以下の3つに大きく分類することができます。
- どうなったら、株式トレードを仕掛けるのか?
- どうなったら、利益を確定するのか?
- どうなったら、損失の発生したトレードを終了するのか?
株式トレードを行う前に、この3つについてルールを作っておくことは非常に重要です。
あらかじめ明確なルールを作っておくことは、あなたの投資スタイルを明確にするということです。
株式トレードは、「安い時に株を買って高い時に売ればいい」と、ただ漠然と考えてしまいがちです。
しかし、実際には、どんな時が安いと判断できるのか、どんな時が高いと判断できるのかを明確に答えることができなければ、株を買ったり売ったりすることはできません。
また、あらかじめ売買ルールを決めておかなければ、せっかく訪れた売買のタイミングを逃してしまうかもしれません。
株式トレードについての知識を習得したら、その知識を利用して3つのルールを明確にしておきましょう。
トレードルールは完璧である必要はありません。
誰かが使っているルールを参考にするのも有効な手段のひとつでしょう。
トレードルールに決まった正解はありません。
なぜならば、市場は人の感情によって絶えず変化している以上、トレードルールも絶えず変化する必要があるからです。
そういう意味からすれば、トレードルール自体ははあまり重要ではありません。
重要なのは、トレードルールを作り、そのルールを守って株式トレードを続けることです。
株式銘柄の選び方
トレードルールが明確になったら、次はそのトレードルールに合致する銘柄を見つけていきます。
とはいえ、銘柄選びはトレードルールに合ってさえいれば、どんな銘柄でもいいというわけではありません。
たとえば、株は銘柄によって取引きできる最低売買単位(単元株数)が異なります。
つまり、1株から注文できる銘柄もあれば、1000株単位でなければ買えない銘柄もあるのです。
また、株式トレードには「流動性」という考え方も重要です。
流動性が高い銘柄とは、株の売買が活発で買いたい時に買うことができ、売りたい時に売ることができる銘柄だということです。
どれだけ魅力的な銘柄でも、最低売買単位が大きければ、あなたの手持ち資金を大きくオーバーしてしまうかもしれません。
どれだけ魅力的な銘柄でも、流動性が低く狙った価格でトレードを仕掛けることができなければ、トレードルールに従った株式トレードを行うことはできません。
同じように見える株の銘柄でも、少し詳しく調べてみるだけで、あなたのトレードルールに向いているのかいないのか、見えてくるものが必ずあるはずです。
株式口座を開設する
株式トレードを行うためには、証券会社に口座を開設する必要があります。
とはいえ、証券会社はどこでも同じというわけではなく、あなたに合った証券会社を選ぶことが、株式トレードを長く続ければ続けるほど重要になってきます。
株式トレードで株の売買を行う方法は、対面取引とネット取引に分類することができます。
対面取引とは、証券会社に電話やファックスなどで注文を行う方法で、営業マンのアドバイスを聞くことができるメリットがあります。
ネット取引とは、インターネットを利用する注文を行う方法で、取引手数料が割安というメリットがあります。
また、同じネット取引でも証券会社によって、取引手数料や提供されるサービス内容が大きく異なります。
取引手数料は、株式トレードの頻度や売買金額によって、割安になる証券会社が異なります。
あなたが、株式トレードで使う資金や1回に取引きする金額などをあらかじめ想定し、どの証券会社が最も取引手数料が安いのかを比較するようにしましょう。
また、ネット証券会社を利用して株式トレードを行う場合、スマホや携帯からの操作性や無料で利用することができる独自サービスも注目すべきポイントです。
ネット証券会社は無料で口座開設できるところが多いので、複数の証券会社に口座を開設し、比較してみるのも有効な手段といえるでしょう。
資金管理方法を決める
もし、あなたが100万円を使って株式トレードを行おうと考えているのであれば、その100万円について、どのような資金管理を行うのかをあらかじめ決めておく必要があります。
それぞれのトレードは、トレードルールに基づいて行いますが、トレードにどれくらいの資金を投入するのか、仕掛けるトレードについてどれくらいのリスクを負うことができるのかなど、トレードを仕掛けることによって起こりうる資金変動を想定しておくということです。
また、株式トレードを続けていくと、利益が続く時期や損失が続く時期が必ず訪れます。
つまり、100万円の資金が200万円になったり、100万円の資金が50万円になることは株式トレードにおいては当たり前のことなのです。
資金変動が激しい時期においても、冷静に株式トレードを行い、あなたの資金を守っていけるような資金管理方法を決めておくことは、株式トレードを続けていく上で必要不可欠といえるでしょう。
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