結果を残しながら株式トレードを続ける方法
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株式初心者講座
株式トレードで結果を残すために、最も重要なことは株式トレードを続けることです。
なぜならば、多くの株式トレード初心者は大きな目標を掲げ、株式トレードを初めてみたものの、素直に結果を受け止めることができず、株式トレードすることを途中であきらめてしまうからです。
株式トレードを続けていれば、いろいろな経験をすることができます。
また、世の中には、いろいろな株式トレードの必勝法が出回っていますが、あなたの経験に勝る勉強法はありません。
つまり、株式トレードを続けるからこそ、株式トレードが上手くなり、株式トレードが上手くなるからこそ、さらに株式トレードを続けたくなるということです。
では、株式トレードを続けるためには、どのようなことに注意すればいいのでしょう。
今回は、株式トレードで結果を残すために必要不可欠な、株式トレードを続けるためのポイントについて考えてみたいと思います。
株式トレードで上手に負けられますか
株式トレードを続けることができなくなる大きな理由のひとつとして、資金不足が考えられます。
つまり、株式トレードで大きな損失を出してしまったため、資金が足りなくなり、株式トレードをやめてしまうということです。
株式トレード初心者は、上手に負けることができません。
つまり、株式トレードで大きな損失を抱えてしまうと、思考停止に陥った結果、何も行動することができずにそのまま損失を放置し、さらに拡大させてしまいがちだということです。
また、利益を得ることばかりに注目し、損失についての想定を軽視しがちです。
その結果、自分の器を上回るオーバートレードを仕掛け、たった一度の株式トレードで、資金の多くを失うことも珍しくありません。
株式トレードで上手に負けるということは、あらかじめ損失額を想定し、その損失を受け入れた上で、株式トレードを仕掛けるということです。
株式トレードで上手に負けるということは、感情に支配されず、適度なプレッシャーの中で株式トレードを仕掛けるということです。
株式トレードを続けるためには、大きく儲けることよりも、上手に負けることが重要だと、私は思います。
水がこぼれ落ちるのなら、水を注ぐ仕組みを作ろう
株式トレード初心者は、損失を出すことが当たり前です。
なぜならば、株式トレード初心者は言い換えれば株式トレードの素人であり、株式トレードの素人がいきなり株式トレードプロに挑戦しても、一握りの天才的な才能を持った人を除き、厳しい戦いになることは当然だからです。
損失を出すことが当たり前だとするなら、ただ株式トレードを続けているだけでは、資金は目減りする一方です。
資金が目減りしていくということは、株式トレードの選択肢が狭くなるばかりか、やがて株式トレードができなくなることを意味します。
つまり、株式トレード初心者が株式トレードを続けるためには、資金を補充する手段をあらかじめ用意しておくことが必要だということです。
あなたは、定期的に株式トレードに資金を投資することができるでしょうか。
投資する資金は、株式トレードの損失額を上回ることができるでしょうか。
ジリ貧になる株式トレードは、あなたの株式トレードを精神的に追い込み、株式トレードの選択肢を少なくします。
水が氷れ落ちることを防ぐことができないのならば、あらかじめ、水を注ぐ仕組みを作っておくことが重要だと私は思います。
損失は、未来への投資
株式トレードによる損失は、そのまま放っておけばただの損失です。
しかし、なぜ損失になったのか、損失を利益に変える方法がないのかなどを損失から学ぶことができれば、株式トレードによる損失は、お金では買うことができない、あなただけの財産になります。
株式トレードを始めたばかりの頃というのは、目に見える利益や損失ばかりに注目しがちです。
しかし、株式トレードによる利益や損失を決めているのは、目に見えないあなたのトレードルールであり、あなたの株式トレードの経験なのです。
株式トレードによる損失は、誰でも嫌なものです。
しかし、株式トレードによる損失からしか学べないことがあることも事実です。
株式トレードによる損失を未来の自分への投資と考えることができるかどうかが、損失を出しても株式トレードを続けることができるかどうかだと、私は思います。
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